ねりまの南西

旅行記、勉強や研究、思うことなど

つくばで『恋する小惑星』さきがけ聖地巡礼(?)

2020年1月より放送開始の『恋する小惑星』。地学部に所属する女子高生の日常というきらら誌の中でもかなりマイナー(で地味め?)なテーマの作品ですが、個人的には高校で理科を地学選択にしていたこともあり、かなり親しみのあるテーマなので結構楽しみにしています。

で、もう既に原作は最新刊の2巻まで読了。その中に産総研jaxaに行く回がありまして、12月某日、興味を持ったので行ってみました。おそらくアニメでもやると思うので、先回りした聖地巡礼になるのかな?

(と言いつつ突然の思いつきで行っただけなので漫画のコマとの対応はほぼありません悪しからず…)

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まずは地質標本館へ。

入って正面に牡鹿半島の褶曲した地層のレプリカが展示されていました。(写真は撮り忘れ)

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展示室「地球の歴史」「生活と鉱物資源」「生活と地質現象」「岩石・鉱物・化石」のテーマごとに4室に分かれています。

高校地学で習った化石や岩石の本物の標本を見ることができて感動してました。

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のり巻きのような歯を持つ哺乳類、デスモスチルスの化石。
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富士山の地質立体模型
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ずらりと並ぶ鉱物や化石

写真撮り忘れたんですが、恋する小惑星で出てくる黄鉄鉱、自然にできたものなのにホントに綺麗な立方体でたまげたので皆さんも是非みて驚いて下さい。

 

げんあんりゅうかんはんせんか、カオシデ石ペ三ジュ白…

やたらと沢山あった地学の語呂合わせを思い出しながら巡りました。

 

 

続いて、隣にあるJAXAへ。

ここも地質標本館に続いて、恋する小惑星の地学部が見学に来ています。 f:id:r-snkisk:20191223132533j:image

彼女たちはたしかこのロケットの下で手を届かせようとぴょんぴょんしてました。

筑波研究所で予約せずに見学できるのは基本的には入ってすぐ左のスペースドームのみ。でもここだけでもなかなか魅力たっぷりの内容です。

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はやぶさ2」のレプリカや
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かつて使われた人工衛星
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歴代ロケットが並び
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そして「きぼう」の実験棟が展示してあります。

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記念撮影スポット。

 

ほかに「かぐや」や補給船「こうのとり」など、さまざまな日本の宇宙開発にかかわるものが置いてあります。

自分は素人なのでときたまニュースで流れる宇宙ステーションのニュースや、宇宙に何かが打ち上がるニュースをみても、そのそれぞれの目的にどんな違いがあるか意外と理解していなかったりします。ここでは実はどういう用途で使われたかも詳しく書いてあり、あの時打ち上がったものはそういう意味があったのかと、今更理解することも…。

時間の都合で解説員さんの説明は聞けませんでしたが、また行く機会があれば次こそは聞きたく思います。

 

地球と宇宙、どちらも時間、距離、大きさどこをとってもまさしく"天文学的数字"な世界。いつになっても、むしろ子供の頃よりさまざまなスケールを知った今だからこそ、そのロマンにとっぷり浸れる面白い分野だと、この2館を訪ねて改めて思いました。

 

 

 

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ゴミ箱のイラストかわいい。