ねりまの南西

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名鉄美濃町線 廃線跡探訪記 2019/6/16①

2005年に廃止となった名鉄600V区間。姿を消してから14年が経ったいま、その廃線跡はどうなっているのか。岐阜駅で100円で借りた自転車に乗り、主に「電車でGO!名鉄編」で収録された美濃町線区間(新岐阜〜日野橋)を中心に訪ね歩いた。

出発地の大津から在来線を乗り継いで1時間42分。岐阜駅に着いたのは14時22分だった。関ヶ原あたりまでは雨模様だったが、岐阜の街は晴れ。気温も程よく、最高の行楽日和だった。 f:id:r-snkisk:20190617211424j:plain 駅を降りて、早速南口で自転車をレンタルする。 一日中借りても100円という破格のお値段なので廃線巡りに使わない手はない。 身分証と百円玉を差し出して十六銀行の広告の入ったママチャリを借りた。今回は新岐阜発着の美濃町線のルートを辿るつもりだったので、とりあえず各務原線に沿って田神駅に向かうことにした。 f:id:r-snkisk:20190617211512j:plain かつて名鉄岐阜市内線が走っていた通り。 右の建物は名鉄岐阜駅

美濃町線を走る電車は、ここ名鉄岐阜(旧・新岐阜)の各務原線のホーム脇から発車し、次の田神駅までは同線上を走行する。美濃町線のりばだった部分は現在留置線として使われており、線路の間の空間にはかつてホームがあった。

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新岐阜駅美濃町線のりば跡。手前側は各務原線のりばで、左側1線が美濃町線のりばだった。ホームは撤去されている。

 

西へ自転車を走らせ、田神駅に着く。相対式2面2線のこじんまりとした駅だ。以前はこの駅の各務原寄りには低床ホームがあり、美濃町線の面長の電車が発着していた。今はホームは取り壊されているが、踏切横の空き地にその名残をとどめている。

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奥の踏切と手前の踏切の間にホームがあったが、撤去されている。

田神駅を出ると各務原線から分岐し、田神線へと入る。この先しばらくは3線が並走していた。

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写真左側にある駐輪場の先に左に分岐するポイントがあった。ここから田神線となる。

 

その②へつづく。